2024 11,22 08:22 |
|
2011 05,04 13:27 |
|
つい最近まで出ていたことさえ知らなかったという、雪子です。(半年近く経っているというのに) 理由はたまたま発売のとき、リアルに忙しかったというだけですが、そのままずるずると調べるのを忘れていたのです。 で、感想はシンプルに一言。 『ロックマン・ラブ』 ネタバレ防止と愛に満ちた言葉で語ります。 気になった方……まだ読んでいない方は、今からでも遅くはありません――ア●ゾンなら、やってくれます。ちゃんと売ってくれます。 ……ちなみに雪子はと●のあなで購入しましたけどね。
つづきからは、ひさしぶりの双子蛇(小話)。アーマーレス注意。 か~な~り遅くなりましたが、拍手してくださった方、ありがとうございます!
五月晴れ。 街角に植えられている木々からほのかに香る深緑の匂いが鼻腔のセンサーをくすぐる。
サツキ
「ジェミニが俺を誘うなんて珍しいな」 上機嫌に三つ編にした長い髪を風に揺らし、短髪の水色髪の青年と腕を組んでいるのは、戦闘アーマーを解除し、非武装となったスネークマンである。 今きている私服はすべて恋人であるジェミニの見立てで、よほど注意深く見ない限りはこの男の娘がスネークだと見破ることは難しい。 「ふふ。そろそろ夏の新作をチャックしようと思ってね」 女性がいないため、中性的な顔、身体つきのナンバーと一緒でないと女性向けのファッションモールの中ではいやでも浮いてしまう。そこでカップルを装って、リサーチするというのである。 もちろん、これは世界征服と関係はある。ただ、軍事・武装的なものではなく、内職・副収入目当てである。 「ふ~ん。まぁ、3ナンバーズのなかじゃ、175センチ以下の素体が細身なのってマグ兄と俺とタップぐらいだからな……」 なお、ジェミニと忍者は画像処理や遠近法を利用すればなんとかなるが、一般的に街中を歩く女子としては、大女に部類してしまうため、悪目立ちしてしまうのである。
……仕方がないとはいえ、少し浮かれすぎたかと、なんとなく拗ねた顔になる。 舞い上がって、冷静でいられなくなるとはロボットとして致命的だといつも自分の心に言い聞かせるっていうのに……。 かっこわるい。
「まぁ、それもあるが……」 まだ、ジェミニの言葉が続いていた。 このままトリップしていたので、聞き逃してしまう。 いったん思考を止めたスネークの紅玉の瞳がジェミニにむけられる。アイカメラに真っ先に映ったのは、彼の涼しげで精悍な顔が柔和に微笑んでいたところだった。 「可愛いスネークを連れまわして見せびらかしたいというのが本音だな」 「……ジェミニ……」 スネークはぎゅっと、組んだジェミニの腕を抱きつくように強く握り、桜から野イチゴに色が変わった頬を羞じらうように俯いた。 PR
|
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |