2024 11,22 08:06 |
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2010 08,30 12:52 |
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ついに後半。
そして……さらりと恥ずかしい台詞を言うお兄ちゃん。 惚れちゃったんだから仕方がない、とうち設定では開き直ります。 では、どうぞ。かなり~スクロールしてからね☆ R18だから! 影鋼ですよ。 後編なので、前にうpした前、中から読んでくださいね。 月があまりにも綺麗だったから(後編) 「ひぁ、あ。待って、あんっ」 力強い律動に思わず悲鳴を上げる。 待てといっているが、この状態では待ってしまったほうがつらいのはお互い様。繊細な快楽センサーが熱く燃えている今、熱を冷ますためには互いが満足するまで相手を貪るしかない。 「は、激しい、あ……あぁ、あぁう……ふぁ!」 喉を反らして、仰向いて、掠れた声。 悲鳴ではない、甘い響きだった。 荒々しく抉られているナカが蕩けるほどに心地よい。妖しく光るピジョンブラッドから生理的な涙があふれ頬に零れる。 その頬は弛み、口元は恍惚の微笑が浮いた。しなやかに捩れる背筋、畳に食い込む指先。次第に速まるシャドーの動きに合わせて、銀色の髪がオーバーヒートしないように体内の熱を冷ます冷却水の滴を飛ばしつつ排気のため妖艶に揺れる。 「ふぅ、く……イイ、あん、イイ!」 「拙者も、う……締め付けられて……」 ズズン、ズズンと剛棒に衝かれ、繰り返し背中のパルスに駆け抜ける、快楽の津波。浸蝕していく快楽がどんどん大きくなっていく。 恋人から与えられる刺激を恍惚とした表情で享受するメタルにはもう理性のかけらも残ってはいない。 「熱い……熱くて、イイっ、あぁ」 メタルがしなやかに反り返ると同時に待ち受けていたように引き起こされた。忍者は腰を下げる。貫かれているナカもぐいっと引き起こされて――。 「あ、あ……あぁ!」 胡坐をかいたシャドーの腰へ、尻餅をつくような感じに座らされる。いきりたつ杭が角度を変え、深々とメタルのナカを抉る。その衝撃が神経パルスを駆け上り、快楽としてメタルの電子頭脳に叩きつけた。 「ひゃあ、あぁあ、あぁあああ、壊れる、壊れ……あぁああ!」 ぬれた紅い瞳は見開いて、茹だった顔が真上に来ていた三日月を振り仰ぐ。 忍者に背後から抱きしめられた細いからだが、ピクピクと痙攣。今のメタルの意識を支配するのはナカを埋め尽くしてドクンドクンと脈うっている、熱くて硬いシャドーそのもの。 貫かれ、繋がっている以外考えられなくなっているのに、イヤな感覚はない。 (……俺、あっ……腹が、熱くて……脚が痺れて、ひゃんっ、力がうまく伝わらなくて、あふ……動けな、んぅ!) 猛獣のようにメタルの体を貪り、蝕んでゆく悦び。手足の感覚を司る配線やコントローラーの機能が先の方から低下していく。それに反比例するかのように深々と犯されたナカの蕩けるような感覚が膨れあがってくる。 「あ、は……は、好き、あぁあ……シャドー、好きだからっ、あぁ!」 涙にぬれた切れ長のピジョンブラッドの瞳がうっとり。背後から抱きしめられている華奢な体が、細い腰を捻り、上下に跳ねるように動き始める。 グポ、グポッと出入りする卑猥な音が鳴ると、赤く熟れたところからなりふり構わず冷却水が噴出した。 「拙者も、メタル、おぬしのこと……慕って、おるっ!」 シャドーはそう耳元で囁くと、急に付き込みを早めた。 腕の中に堕ちたウサギをよがり狂わせてしまいたいという獣を抑えるのは――もう限界だった。身体を揺らし求め合い、熱に狂う。抽挿に捲れ返る壷口が甘く痺れ、硬く太いシャドー自身に磨り潰されたナカは快感で弾ける。 「う……気持ち、いい……ぁ、シャドー、気持ち、いいよ……ぅ!」 激しく抉られ、奥底をかき回され、繊細な内部をめちゃくちゃに突きまくられ、電子頭脳に鮮烈な電流が何度も何度も走り抜けていく。 弾ける閃光に意識が切り刻まれ、炸裂するナカの強い火花に身を焦がす。 荒々しく貪られるというのに、悦びしか感じない。 気持ちいいとしか、考えられない。 「あ、あ、あぁああ、イクっ、イッ……あ、あぁあああぁあ!」 ――ビクンッ、ビククゥン! 強い波にメタルの意識は全て吹き飛んだ。 真っ白に炊きつくされたと言わんばかりに体のすべてのシステムがダウン。恍惚に痙攣し弛んだナカは奥に注がれた白濁した液体をとろりと垂らす。 「いってしまったのでござるか……メタル」 はっきり言って醜態だと、思う。 だけど――。 (悪く、ないな……) メタルは心地いい熱に浮かれながら無防備な背を恋人のもとに寄りかからせ、ぼんやりと見上げ――。 「ああ、そうだ」 素直に認める。 「さすが、シャドーだ。俺が愛した、な」 絶頂の余韻にいやらしく蕩けた紅いウサギの身体に三日月の光がやんわりと降り注ぎ、幻想的な美しさを醸し出した。 PR
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