2024 11,23 01:47 |
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2010 01,04 20:13 |
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というわけでつづき。(コメント短っ!)
マリン・スノーが降り心地のよい水の音がする、深海。 E缶甘酒味を手に数少ない水中ロボと敵味方関係なく、盛り上がり、ダイブに新年早々パイレーツが暴れているという情報があって、お開きとなった海の宴会。 まぁ、パイレーツのせいだけでもないな……。 後数分には気を利かせて退散する予定だったし。 ウェーブは人魚と先輩との仲を応援している。確かに敵同士、分かり合えない壁とかあるだろうけど……あの二人には関係ないと何故か信じたくなっている。 確証もないくせに、と合理的なプログラムは否定的な見方をしているが……人間味というのだろうか、一言で表すなら《愛》という名の不可解なものでも通じるものがあるという《心》によって。 「起動時間が長いから、そう思うようになってきたのかな」 足の鰭を巧みに動かし、人間がめったに来ないからという単純な理由で気に入っている海域に移動する。 すると、そこには先客がいた。 半漁人型の特徴あるシルエット。 「ネプチューンか」 宇宙から来た、スペースルーラーズの一人。 水虫ができるところからすると生態パーツが多いのだが、鋼鉄の自分たちとも変わらない防御力を誇る、奇怪なロボット。 宇宙からきたからしょうがない、というスターの一言で深く追求はしていないが。 「どうしたんだ? なにか……」 特に秘密の場所というわけではないのだが、先回りされたようで居心地の悪さはある。 「あけましておめでとう、ウェーブ」 「へ、あ……おめでとう?」 新年の挨拶! 予想外のことで鳩が豆鉄砲食らったようになったウェーブ。 「ん、なんだ? 今日は年初めだろ。わし、何か間違ったこといったか?」 「い、いや、ちょっと……意外だな、と思っただけだ……今年もよろしくな、ネプチューン」 慌てふためいてしまったのが照れくさくなって笑ってごまかす。 桜色に頬が染まっているのは甘酒のせいにして、ウェーブはめったにこない友に満面の笑みを浮かべた。 「さぁって、ここらで基地に戻るとするかの」 願掛けやら、ライトのあほーとか、平和が何ぼのもんじゃ~イ、悪でも友情や家族愛は成り立つんだーなどと叫んでストレスを解消させたワイリー軍団。 「は~い!」(一同) 「あ、そういえば……なんでお前たち皆そろってヒューマンフォームにならんのじゃ?」 ターボは仕方がないとはいえ、別段基地内にある車に乗って一緒に行けばいいのに、皆そろっていつもの格好。 すると、皆そろってひそひそと、お前言えよとか、今は言うべきじゃないからと気まずい雰囲気で……。 「えっと、博士。基地に着けばわかります」 最年長が代表の一言。 「何をやったんじゃ、お前たち」 「とにかく、基地に行けばわかります。な」 「うん」 「そうそう」 皆、苦笑い。 「そう、すべては基地に戻ってきてからですよね、プププ」 「クリスタル……お前、キャラ変わってないか?」 ストーンは知らなかった。 クリスタルは昨日、グリーン・アラスカ(カクテルの中では一番アルコール度数が高い)を何倍も飲んでいたという事実を……。 つまり、クリスタルは酔っ払ってます。 PR
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