別所でジャイロが花嫁姿になっていますが、もし、他の受け子達ならばどんな衣装を着ているのでしょうかと、考察してみた。

すなー！　とかいうツッコミがある人はつづきを押さないでください。

幾重にも重なるフリルがロマンティックなティアードスカート。動くたびに表情を変えるデザインはみんなに視線を釘付けに。

「という、フリフリのＡラインのドレスを着ているってわけだな……俺」

ライム色の鮮やかな髪をした赤面の花嫁……もとい、不運ゆえにくじ引きで純白のウェディングドレスを着るはめになったジャイロである。

「まだいいだろ、俺なんてスレンダーラインだぞ、身体全体にフィットしているぞ！」

右肩にはフリルの青薔薇を模した花が華麗に咲くという、白い服とは一味違う水色のドレスを着るのはスネーク。

男性型のかと疑ってしまうぐらいほっそりとした体格の彼だからこそ似合う奇跡のドレス。

「スネーク先輩、それ相手に合わせているのですか？」

ジェミニ先輩の色ですよね、それ。

「そうだよ、いいだろ！」

ちゃかされると林檎のように赤い瞳と同じくらい顔を真っ赤にして怒声とともにのろ気だす。

見ているこっちのほうが恥ずかしくなる。

でも……。

「あちらのほうがやっぱり似合うよな……」

「やっぱり女の子、ですよね……」

腰の細さは自前でも、ない胸はパットで誤魔化している男性型とはちがいますよ、そりゃ。

サッカーも出来る、白いタキシード新郎役の水中用戦闘ロボットにお姫様抱っこされているのは、スプラッシュウーマンであった。

上半身から膝の辺りまで身体にフィットし、膝下からはギャザーを入れ裾が広がっているという、マーメイドラインである。咲き誇る白い大輪の薔薇は彼女の足を包み、可憐さの中にも存在感を放っている。

スプラッシュの足の構造上これしかないだろうということもあるが、それにしても、バブル……彼女を抱っこしているというのにまったく腕や手が震えていません。

男です、バブルマン。

この姿を見てむしろこのまま教会へ行って来いと突っ込んだナンバーは８５パーセントでした。

その他の少数意見。

市役所にいったらいいのではないか？（たしかにあなたの祖国には市役所に式場と神父が常備されていますね）

司会進行は任せろ！（二歩先をよんでいますね、たぶん）

えっと、やっぱり、卵生ですか？（我々がロボットだということを忘れていませんか、それ？）

いや、体内受精の可能性も……鯨とかシャチみたいに。（だ～か～ら～）

「やはりＮＬカプのほうに字数がおおいな」

「まぁ、そういう企画だから、スネーク先輩……あれ、そういえば、メタル先輩は？」

これ、受け側はウェディングドレスなのですから……。

「ああ、メタル先輩か……忍者が掻っ攫っていったな……」

まさかの『卒業』オチ！

ＰＳ・メタルは打掛です。白無垢も考えたのですが、理由はスネークと同じ、お相手の色に染まってもらいたかったと……。次回Ｒ１５でお楽しみに！（書くんかい！）

でも別所の長編の更新後ですね、たぶん。