木星視点の旋回ちょっとしたお話。
腐向け風味なのか、それともＣＰ論について考察しているのか？
自分でもｻｯﾊﾟﾘです（おい！）
時空列的には９以降です。




アイツ――ヘリコプター野朗をみていると、むかむかする。

ジェットエンジン搭載のスペースルーラーズの、ジュピターはマスクで表情が隠れているのではあるが、あからさまに不機嫌であった。


「どうしたの～、ジュピター」
そんな普通ならほおって置くべき状態のジュピターに声をかけるのはスターマン。
出会い頭にコブラツイストをくらうフラグが実行されてしまったのであった。


――チャンチャンチャラ～ン♪　只今映像が乱れております。しばらくおまちください――。



「いたた……」
どうしてこの鶏冠つき緑色は不機嫌なのか。
「どうしてそんなに怒っているの、ジュピター？　ミー何も悪いことをしてないよ」
悪の科学者によって制作されていることになっているスターが言うのもなんだが、ここんところ、純粋な資金稼ぎのほうがメインで悪役らしいこともやっていない。

むしろ正義の味方のヒーローショーやらに冷却水を流し、つい最近なんか銀行強盗犯をたまたま捕まえてしまって、感謝状までもらっていた。
ロック相手では……（以下略）とワイリー博士に嘆かれたぐらいだ。

「～～～～～～」
緋色の目が無言で抗議している。
よっぽど、腹に拗ねかえるようなことをスターはやってしまったらしい。
しかし、身に覚えがない。
普段ボケキャラで通してはいるものの、己の記憶回路に欠点、故障は一つもない。

と、言うことは自分は気がついていないうちにジュピターの逆鱗に触れてしまっているらしい。

「ちょっと、待って、わからないって。どうしてそんなに！」
「……どうして、ヘリコプター野朗にべったりなんだよ……」

？
ヘリコプター野朗？
ヘリコプター
そういえば……。

「ジャイロのこと？」
ジャイロがジュピターにヘリコプター野朗といわれ、よく目の敵のようにされているってぼやくっけ。
まぁ、そんなことより、べったり、かぁ～。朝の点検のことをさしているよね、やっぱり。
実際ミーの解析能力なら身体を密着させなくてもわかるけど……みんなの稼動音を直に聞きたいし～、なんか、こう鋼鉄の身体だけどさ、温かくって気持ちいいんだよね～（ナチュラルにセクハラ発言です）

じゃ、答えはアレだな。

「ん～、まぁ、愛情表現、だね、それなら」







――チャンチャンチャラ～ン♪　只今映像が大変乱れております。数分間おまちください――。



「……生きているか？」
太平洋のど真ん中でぷかぷか浮いているスターを発見したのはウェーブマン。
いつもの水中散歩コースのところからリーダーの救難信号をキャッチし、現場へと向かったのであった。

「……な、なんとか……」
電撃でプスプスになっている身体をギコチなく手を振って生存していることを必死にアピールする、スター。

まさか、ジュピターが嫉妬心むき出しになるとは……。

ウェーブの肩に担がれ、メンテナンスルームへと急ぐのだった。



（……）
その光景を見詰るのは、一体のパロケット。
Ｒ２０でいうと７４ページ参照である。
パロケットのカメラアイのデータはＳＲＳのモニターに映されていた。

（スターマンめ……）
半漁人のようなフォームをもつロボットが睨むようにその映像を見ていたのだった。






エンドレス。

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ＳＲＳは５ボス達に御執心だったら、おもしろいかなっ～て書いてみなした。

今回は、
木星→旋回　海星→波

で。

既にでているＰＣでちょろっと練習。練習。

それと、スターをボコ殴りにしているのは羨ましさ、とかあります。
まぁ、スターだから。
うたれ強くてなんぼっていうキャラなので。
同情は一切していません（笑）