2024 11,22 21:08 |
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2009 09,02 23:48 |
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影鋼です。
打掛姿で忍者にかっさらわれた後のメタルです。 大きく描かれた孔雀や松……桜の花弁は真紅。丁寧に相良刺繍で重ねた打掛。鮮やかな色づかいと藤色が白い陶器のような身体を引き立たせる。 「陶磁のようっていっても……そのものみたいなものだけどな……」 乱れた打掛の中から起き上がる。 まだ火照っているようで動きが鈍い……メタルはそうなった原因を睨むように見つめる。 体のラインを美しく見せるために……と、武装や装甲はすべて解除し、肌襦袢や裾よけといった着物用の下着まで本格的に着せられた。やっとのことで打掛姿になったら、ここでグ~スカ寝ている忍者に担がれ、後はピンク色の空間。
嫌いではないけれど、居たたまれない気持ちになるのはなぜだろう。 そんなメタルの心情も知らず、シャドーは寝返りを打ち、顔を見せる。 その顔は蔓延の笑みで……あ、なんかむかつく。 ブレードがあったら軽く突き刺していたな。この衣装に着替える武器というものはすべて取り上げられたけど。
「それにしても、本当に忍者か、こいつ」 日々の諜報能力からすれば間違いはないが。戦闘能力だって有しているし。 だが、己との色恋ごとには普段の三倍もマヌケに見える。 赤いから、ね☆ 恋人が(BY星の貴公子さんからの意見)
連れ去れたところはよく知っている忍者屋敷。 大体の罠は把握しているし、シャドーのことだから詰めの甘いことも多い(メタル視点で) 「それにしても……この着物どうやって洗おうか……」 情事の後が残る豪華な着物を見て一言。 シミにならないといいが……。 否応なしに抱かれるのは珍しいことではない。きつくブラッドピジョンの瞳で睨みつけても、愛撫する動きは変わらない――むしろ、より速度は増していた。 ナカを、感じるところをせめられたときには喉から出てくる自分でも考えられないぐらいの喘ぎ声が出てきた。恋人の指先の動きに陥落するのは時間の問題。 ナカを指よりも大きな、彼自身を挿入されても痛みではなく、快楽で酔いしれた。 最後のほうは自分からもっとと懇願もした。 「……」 自己嫌悪感も拭えないが、それ以上に己がこの忍者に翻弄されつつも邪険にできなくて、結局は許してしまう。 「いつの間にこんなに惚れたのかな……」 愛とは長い年月と経験に相好理解よって育まれ、幾多の困難も乗り越えた先にご褒美のように酔いしれる二人だけの甘い時間のことをさす……誰だかそんなことを言っていたような気がする。 「それが、夫婦とでも言うのか、な……」 ふっと息を短く吐いて、メタルはまだだるい身体を叱咤し、メタルは熱がこもることで冷却するために流れた粘液――今となっては不要の産物を洗浄するために風呂場へと向かおうとする。
というわけで花嫁衣裳企画はこれにて終了です。(第一回) PR
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