2024 11,23 03:20 |
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2009 09,27 12:57 |
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停電のショックから立ち直ってみました。 でも、まだ海に会えず……。そしてメタルの月だというのに……メタルネタはもっとないのか、自分! この青い海で君と……2 1はここから 「うわぁああああ!」 本日何回目かわからないジャイロの絶叫だった。 「スター・バリアー!」 咄嗟に星のビットを展開させ、仲間をトラップから守るのは我らが探検隊隊長。 ジャイロに襲い掛かろうとしたUFO型の小型爆弾を粉砕する。 「あ~、ごめん、ごめん。ここのキーワードを間違えちゃった」 ここの内部のコンピューターに強制的にアクセスし、解析中のグラビティー。尚、人格データを含むすべてをサイバー体へと変換しているため、今ここで体育座りをしている状態の身体はカラである。 そのカラの体を物理的なトラップから守るためにジャイロとスターが現実世界で奮闘している。だが、もともとジャイロの不運のせいか、数あるトラップだというのにいつも彼に集中的に襲い掛かっているのではないかと錯覚するぐらい彼が居るところだけが焼け焦げている。 「だいたいはジャイロが罠にかかるから、守りとしては楽なんだよね☆」 以上、不運の有効活用でした。 「現実世界のほうはこれで終わりのようだが、電脳はどうなんだ?」 彼の不運がこんな形で役に立つと知ってから、未知なる遺跡の探索に呼ばれることが多いプロペラだが、本人は嘆きもしなければ不幸とも思っていない。 それよりも仲間のほうが気になる。 「ああ。障壁のほうは俺がなんとかしているから、大丈夫だ」 ウェーブの声。 グラビティーのサポートという名目でウェーブも電脳世界に繋がっている。 意識のほとんどは電脳世界にいって入るものの、サイバー体に変換していないので、グラビティーにオペレーター的に指示を出している。 「グラビティー、そこはコード64892Wで解除できる。今度は間違えるなよ」 ジャイロが可哀相だし。 「オッケ~」 緊張感のない、とぼけているようなのはグラビティーの性格のためで、やることはまったく違う。 システムAIとして起動していた経験が、奴を迅速に的確に自分たちの都合のいいような世界にするためだけにもとあるシステムを容赦なく書き換えていく。 ピロリロリ~ン。 軽快な音と戸も掌握完了と白文字が画面に打ち込まれた。 「これでここは僕らの思いのままニャ~」 電脳世界から無事返還。 にこにこと見せる笑顔は鬼のようなスピードでプログラムを書き換えていたロボットとは思えない。 そしてご丁寧に勝訴とかかれた紙を掲げた人が画面上に現われる。 (いらん細工が……) 余計なメモリ使って何動画を作っているのだ、この兄機は……。 ちょっと電子頭脳を抱えながら、ウェーブはこの遺跡の詳細について書かれている項目をピックアップしていく。 「じゃぁ、どこ行ってももう大丈夫なのか?」 「探索前にとりあえず、博士に報告しましょうか☆」 弟機はわくわくと次の探検に心を弾ませている。 「ん、ちょっと待て」 ウェーブはこの遺跡、もとい施設の見取り図のデータから気になるものを発見。 「地下のところにカプセルがある……しかもご丁寧にここのメインコンピューターとは分離したエネルギー反応がある」 ……まぁ、もともと海王と波は自分のイメージ的に奥手になりそうなので進展が遅いんですけど。 出会いも遅いっていうのは……ねぇ? 今度こそはあわせてみせるよ、うん! PR
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