2024 11,23 20:02 |
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2009 04,04 17:29 |
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お題は、地球外ロボットさんたちのコミュニケーションです。とりあえず時間軸は8直後。 SRNの地球が出てくるよ! しかも影鋼だよ! 毎度のごとくR15入っている様な気がするよ! 閃光となって落ちた光りが星空の中にあった。 寿命を終えた星が消える様は美しいと思うより先に、心にずしりと重いものが寄りかかってきて一抹の不安を掻き立てる。 「まったく、拙者も……」 クツクツと笑うシャドーマンの後ろにある布団では、まるで死んだようにメタルが眠っていた。先ほどまでの激しい情交緒のせいで、どうやら強制シャウトダウンしたようで身動き一つしないのだ。きっと起きたら煩いだろうなとは思うものの、メタルに怒られること自体そう悪いものではないと思っているせいか、苦笑が洩れるだけだった。 「ここは地球だというのに……あんなことを起きないと拙者は知っているのに」 諜報用に造られた己だからこそ、この地球の科学力を客観的によく知っている。 大丈夫、まだあのときみたいなことはけして起きない。 それにここにはあの青いロボットがおるのだからな。 忠誠を誓ったワイリー博士のライバル、ライト製の平和を愛するロボット。 先の戦いではあの頑固者のディーオでさえ説得したロボ。 地球外で造られたオーバーテクノロジーにも対応する正義の使者が居る限り、ここはけして堕ちぬ。 「ワイリー博士が世界をとればより確固たる物になるのだが、な……」 ロボットを愛し、残酷にもドキドキする世界を作ろうと知る御仁。 裏や闇といった事情を知り尽くしているからこそ、あそこまでここにいる初号機をはじめとして個性溢れる息子がこの世に生み出したのだ。 「ガキのようでも、信念は一丁前でごさるから」 そんな彼の息子に心奪われた己がそういうのもかなり滑稽だが、養子であるのだからこれぐらいはいってもいいだろう。 敷き詰められた落ち葉がざわざわと音をたてる。どうやら、今日はメタルが居るのに拙者の家に来る不躾な者がおるらしい。 「自ら進んであの御仁の息子として生まれ変わった酔狂な奴もいるぐらいだしな」 月影から出てきたのは、スペースルーラーズのリーダー格。 「アース殿でござったか」 緑色の長い髪を靡かせて。 毅然たる態度は何百年たっていようと変わらない。 「あのデューオが来たというのにのんきに何の対策もとっていないお前らに喝を入れないと思っていて、な」 ああ、なるほど。 色に溺れた拙者にはこういう場面で出てきたというわけでござるか。 「いつから見ていたでござるか? メタルの艶やかな姿は拙者だけのメモリーに閉じ込めておきたいものでござる」 「ふん、独占力が強いな……安心しろ、私はそこまで野暮なことはしていない。そこにいるメタルの反応が消えているのがわかればだいたい想像がつく」 恋人であるお前の屋敷にいるなら、なおさらな。 デバガメの趣味はないと強調する。 「それなら安心でござる」 にこにこと人当たりの良い笑顔。でも、けして緋色の目が笑っていない。 「まったく、私が来たときは殺気を漂わせていたというのに……」 「アース殿と戦いになったならばこれぐらいのことをせねば平和ボケもいいところでござる」 ピジョンブラッドの瞳が闇夜に映る。 うっすらとではあるが、インゴットのオーラがシャドーの周りから発せられる。これはフル稼働している証。次元にさえ影響を及ぼす強力な力を引き出すときに現われる副産物みたいなもの。 これを発するスペックを持つ高級ロボットは数少なかったはずだ。 DWN024、シャドーマンという名を与えられているが……いや、彼はこの名で通すと宣言している。それを私の独断で滅び去ったあの星の名で呼ぶのは今の彼には相応しくない。 「臨界体制は取れる、ということか……シャドー」 「スターの方もおそらく。だいたいデューオが着ても遭うな、意識するな、と忠告してきたでござるよ」 ナンバー上は年下。 しかし、おそらくこの地球上のどのロボットよりも製造年数が古いのは彼。 光のスピードのなかにいたため外界から時間からかけ離れたときもあるからといっていたが……。 「ワイリー様に拾われてからというもののすっかり地球製のロボットに毒されていると思ったら違うようだな」 部下の何人かも地球製のロボットに関心が出てきているので不安になったが……どうやら認識を誤ったらしい。 いつでも彼らは本気になれる。 自分が守りたいものを守るために……夜叉にもなれるし、神にも逆らう。 敵にしたら厄介な存在。 「くくく。アース殿もそのうちわかるでござるよ」 ここの居心地のよさに。 「それに、拾われたと言うよりも……救われたと言ったほうが拙者はいいと思うでござるよ♪」 我々はもうモノではなく、一個人として尊重される存在。 あの星では考えられなかった待遇。 そして何より――。 アースが去ってから、シャドーは布団の中で眠っていた恋人の上半身を起こす。 「ん……」 妖艶な唇から――まだ再起動しききれずにいるが、体が動かされたので――声が漏れる。 戦闘用、機動性を重視した軽く、そして脆い装甲がむき出しとなって星空の闇の中で光る。 それはあまりにも幻想的で、官能的だった。 たまらず、欲望のままに、シャドーが意識のないメタルを膝に乗せ、背中や腕に指を這わせて、唇を貪る。 角度を変え、何度も何度も潤滑油を出しては啜る。 次第に抱き込まれる形になり、触れている体温にシャドーは安堵していく。 この熱がある限り……、拙者は……。 澄んだ夜風が流れていく星月夜の美しさを率直に信じられる。 地球外ロボットの方々は地球に来る前に面識があった者もいます。 ここではシャドーさんはSRSにあったことがあるとしています。星男との初対面は……前に書いた小説で♪ そろそろ他のPCでイロモネアーしたいです。本命は影鋼なのはかわりませんけどね(笑) PR
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