2024 11,22 13:13 |
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2010 07,24 13:30 |
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ロックマン9中の竜巻と旋回。 なお、彼らは9以前にもあっています。 トルネードの仕事の協力者(台風がこられるとやばかったのでジャイロとしてはしぶしぶ)→空中庭園、アルバイト中等で会っていた→解体寸前をワイリーが助ける→町で一暴れ→まいどおなじみロックマンとの戦いのためエリアで待機中。 と、いう段階です。 ちょい、シリアス。 「よ、お前とまさかこんなところであうとは、な……」 プロペラを回転させながら、彼は俺が任されたエリアにやってきた。表向きは協力者、実態は監視役として送り込まれたワイリーロボットのはずなのに。 「ジャイロ……なんで……」 「そういえば言っていなかったな。俺はこれでも空中戦闘用ロボットなんだぜ」 ぞくりと、感じたこともない冷たい視線がトルネードに降り注がれた。 君が見せていなかった一面 「さすがライト製なことはあるな。配置、戦略からは俺から言うことはない」 事前に提出したデータと照らし合わせながら、ジャイロは監視モニターを通してトルネードが担当している地域をざっと目を通す。 いや、ざっというのは見る範囲であって、彼自身は視覚センサーを小刻みに動かし、高速で移り変わる画像だというのにすべて的確に見定めている。ただ信じられない速さであっただけ。 ロボット三原則を厳守され、そのために本来のスペックよりも機能をかなりおとされていたトルネードだったからそう見えたのかもしれない。 「あの、ジャイロ……」 再会できたのは嬉しかった。 だけど……トルネードが知っている彼とは違う。いつもの彼は短気で人を見下している態度をとっているが、気さくで明るい性格をしている。好感が持てた彼なのに、ここに着てからは打って変わって実務一辺倒な言動をとっているので戸惑う。 人類に敵対して、創造主を罵り、決別し、戦闘用として組みなおされた自分が言うのもなんだが。 「トルネード……ちょっと、こい」 何か不都合なところがあったのか? トルネードはメインモニターとの直結を解いて、耳のコネクトを巻き取っているジャイロに近づく。 ポカリっ。 お星様が、飛んできた。 「いった~い、ジャイロ~」 ジャイロの手には巨大なハリセンが握られていた。 時給戦隊アルバイターショーお馴染みで、ボケたゴールドにグリーンはどこからともかく現われたそれでよくつっこんでいる。 どうやらトルネードは大坂名物で引っ叩かれたらしい。 「ふん、これぐらい当然だ。解体されていたならばもっときぃっつぅううう~~~~~いのをお見舞いしているところだったんだからな」 それこそジャイロアタックを何枚も。 「ん~、でも~」 「でももしかも、ねえよ。空中庭園に来る物好きな客が一名いなくなるなんてこっちとしては死活問題だったんだからな」 ぷんぷんと怒りを顕にするジャイロ。 そこには先ほどの戦闘用のロボットの事務的な顔がなくなっていた。 「まったく、お前らはいい子すぎて……あきれるぜ。それとももう俺にはあいたくないってことか」 「そ、そんなことないよ。俺、俺だってまだ死にたくなかった。でも、わがままだって、法律で決まったことなんだって」 自分に言い聞かせて、受け入れて。解体されるために、処理場に向かうトラックに乗って……。 聞き分けのいい子の話を聞いてジャイロはハリセンをもつ手をより強く握った。 「そんなことで諦めるな、ロボ生なめんな!!」 バチコ~ン。 小気味のいい音が鳴り響く。 「ジャ、ジャイロ……!」 「さっさと言ってくれれば……俺達を頼ればよかったんだよ。まぁ、結果的にはそんなに変わらないかもしれないけどな……」 ロックマンと戦うこと。 世界征服のだしに使われること。 「少なくても……俺達は傷つかなかった」 悔しかった。 頼られなかったことに。 悲しかった。 お前たちに課せられた非情な現実を知らなかったことに。 「寝込んでしまった先輩もいるし、な……」 考えることを放棄して、スーパーコンピューターの一部と化までして。 俺達ワイリーナンバーズが表舞台に立てない作戦だからそれでも構わないけれど、いや、作戦の成功率を上げるならば正しい選択だけど。納得するのとは一味も二味も違う。 「ご、ごめん……」 「なら、少しでも……俺達に、ワイリー様に協力しろよ。せいぜいこき使ってやるからな!」 それが、お前たちが俺達に対して出来る謝罪なのだから。 アイカメラにゴミがついていて、洗浄液が止めどなく流れてくる。 「……ごめん、ね……ジャイロ……」 「聞き飽きた、馬鹿トルネード」 ちなみに寝込んでしまった先輩については、これです。 9、悲しいよ~。でも、エンディングで救われていたので本当によかったです~。 PR
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