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2009 11,11 22:25 |
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と、いうわけで……
12月29日「ナ」ブロックー40b東6ホールに『ファンブル』として参加します。
メインはドラえもんズですが、ロックマンもやってるよ! です。 (カテゴリー的に) で、つづきは 緑のお空三人組で小話です。 竜巻初登場です。 9以降です。 空中戦闘用として作られているとはわかっていたが、本当に華奢な体つきをしていた。 そっと顔を覗き込むと伏し目勝ちの目が睫毛の長さを強調する。 「……また、おまえか……」 半分呆れつつも、大型犬が抱きついてきたぐらいしか感じていない彼は秀麗な顔を俺に無防備に拝ませてくれる。 繊細な……熟練の職人が丁寧に、細心の注意を払って創り上げた陶器人形のような面差しを――。
「おい」 ジェットエンジンがものすごく睨んできた。 「へへん、うらやましいだろ」 「なにを、羨ましがることがあるんだ? というか、どうしてここにいるんだ、ジュピター、トルネード?」 緑の機体が三体集まっているここはワイリー基地(仮)であった。 ぼろい……いつ崩れておかしくない住居、違法建築物、震度四に耐えられるかどうかも危ないこの場所に。 雨漏りがするっていうので休日を利用して日曜大工をするためにジャイロは屋根に上ったのだ。プロペラ回して。 「俺のほうは、その、事前にお前んところに電話して……よかったら一緒に修理してくれませんかと頼まれて、だな」 「俺だけでも十分なのに……」 「ジャイロは不運だからもしかしたら、失敗されるもの嫌だしと、電話の相手はいっていたぞ」 「誰だー! 俺の名を呼び捨てにしているあたりだと、年配者の可能性が高いが……こんなひどいこというのは!」 A・只今海底デートにいっている先輩 「ん~、ジャイロのアルバイト休みで、尚且つ昨日ホームセンターで屋根の代わりになる材木をDWNが購入しているのを見たからっていうのじゃ、駄目?」 「無駄に推理して当てるな、トルネード!」 着目点はいいのはわかったが……。 仕事をしていただけに妙にそういう勘が鋭いな、こいつ。 「でも、早く終わらせたほうがいいじゃないか、こういうのって」 とんかん、とんかん、と小気味のいい金槌の音が蒼い空に響く。 「まぁ……そうだけど……」 道理ならば仕方がない。 ぶつくさいうのは後からだってできることだし、と。せっかくの人手を無碍にすることはせず、屋根の修理をするのであった――。 「よし、お~わり♪」 「うむ。任務完了だな」 「まぁ、礼はいっておいてやるぞ、ありがとな」 ジャイロはぷいっと素っ気無くしているが、ありがたかったのは事実なのだ。 感謝ぐらいはしてやるぞと高飛車な態度。 顔を真っ赤にして。 ((……可愛い……)) 胸キュン。 下心がある狼たちにとっては羊がとことこと無防備にやってきているようなものだった。 「わ~、ジャイロカワイイ~」 またまた抱きつく、竜巻。 年下の男性機にそういわれるのはしゃくだが、なんだかんだといって助かったし、それぐらい多めに見るかという心構えのジャイロ。 ……て、今犬じゃないよ、狼はいっているよ! 狼! 「おい」 しかし、ギャラリーでは済ませなかったのはジュピター。 トルネードとジャイロの間にはいって引き離す。 「うわわ~」 狼が狼に引かせるのは結構シュールだが、獲物を独り占めするのはよくない。 うん、よくない。 だからか、己も不利になるかもしれないけど、ジュピターはこの時、言わずにはいられなかった。 「おい、ジャイロ、お前無防備すぎないか!」 他所様のところではこんな接触を鉄拳制裁するというのに……。 そりゃ、ここはそういうニュアンスないよ。 つうか、星には毎朝触られているとか、そういうのもあるし。 言われてキョトンとしているジャイロ。 「えっと……あ、そういえば、お前らは知らないか」 ? 「俺たち、特に戦闘用は……ロックがかけられるから、これ以上の性干渉が出来んぞ」 触る、以上のことである。 「へ?」 「ロック?」 青い……身長132センチの英雄ではなくって? 「ああ。一応、ロック解除の暗証番号は知っているが……俺には予定もないし、やる気もないから、穴とか棒とかは封印している状態だ」 ちなみにマスクしているので口も今は繋がっているし。
ピュ~~~~~~~。 これは木枯らしが少し冷たい季節の話であったという。
と、いうわけで、心が解除しないと穴は開かないよ、という話でした。 夏祭り時は戦闘服ではなく、非武装でいたので口を独立させていましたが、マスクをしているときは通常はコードが繋がっているため、人間でいう「口」という概念はありません。 マスクに内蔵されているマイクで意思疎通は可能ですし、無線という手もあるので、わざわざ口を開け閉めする機能は必要ないから。 本当に、Hなことは特別なときにしか出来なくなっているんですね~……と、いうお話。 ちょっとフラグ立ててみました。 そして、どんだけ過保護なんだ、うちのワイリー博士(笑) PR
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